第1回腎臓リハビリテーションガイドライン講習会について

第1回腎臓リハビリテーションガイドライン講習会

(兼腎臓リハビリテーション指導士試験受験講習会)

開催要領

 

1.    趣旨(目的)

このたび令和4年度診療報酬改定により透析時運動指導等加算が新設されました。この加算算定のための指導を行うのは⽇本腎臓リハビリテーション学会が作成した「腎臓リハビリテーション ガイドライン」をもとにした透析患者の運動指導研修を受講した医師、看護師、理学療法⼠、作業療法⼠によるものとされました。本講習会に参加し、修了試験に合格して修了と認められる事が、加算の対象条件となります。また同時に、腎臓リハビリテーション指導士試験受験者に対しての講習会を兼ねております。

腎臓リハビリテーションは、腎疾患や透析医療に基づく身体的ならびに精神的影響を軽減させるとともに、症状を調整し、生命予後を改善して、心理社会的ならびに職業的な状況を改善することを目的とした、運動療法、食事療法と水分管理、薬物療法、教育、 および精神・心理的サポートを行う、長期にわたる包括的なプログラムです。従って単に運動療法のみを行っていれば事足りるものではなく、包括的リハビリテーションを目指すべきであり、そのためには、医療専門職間の 連携や共同作業(チーム医療)が必要となります。また、チームが円滑に機能するためには、腎臓リハビリテーションに関する共通認識と知識や用語の共有化、定期的なカンファレンスやミーティングなども行う必要があります。その手技、手法は日夜進歩するため、継続的な学習が必須です。

今回、この講習受講のみを目的とされている方も、包括的リハビリテーションである腎臓リハビリテーションを深くご理解いただき、早々に腎臓リハビリテーション指導士資格を取得し、腎臓リハビリテーションについての最新の情報・知識の拡充をお願い致します。

 

2.開催日・開催方式

(1)開催日時 :2022年7月31日(日)9時〜17時(6の受講プログラム参照)

   尚、2022年10月30日(日)に同内容で再度行うことも検討中です 

(2)開催方式 :遠隔方式(ライブ配信、ストリーミング方式)

   *受講者側の通信環境による切断やその他PC機器の不具合については、主催者では責任を負いかねますので、予めご了承下さい。また、オンディマンドによる動画配信は予定しておりません。

 

3.受講資格

 医療施設等において腎臓リハビリテーションを実施している、あるいは今後実施を予定している施設に所属する医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、臨床検査技師、栄養士(管理栄養士)、薬剤師、臨床工学技士、臨床心理士(公認心理師)、健康運動指導士等の資格を有する者(日本腎臓リハビリテーション学会の会員、非会員を問わない)。

 なお、本講習会を受講し、受講修了証を取得できても、この度の令和4年度診療報酬改定に基づき、透析時運動指導等料を算定(加算)できる職種は医師、看護師、理学療法士および作業療法士に限られます。

 

4.定員 特に定めない

 

5.受講料

1)日本腎臓リハビリテーション学会 会員 :10,000円(施設会員含む)

2)日本腎臓リハビリテーション学会 非会員:20,000円

*会員の方が申し込む際には会員番号が必要となります。非会員の方が新たに会員になられる場合は、会員手続き上2022年6月30日までに入会手続きを完了してください(会員番号を持っていない限りは会員料金での申し込みは出来ません)。

入会申請についてはこちらの入会案内(https://jsrr.smoosy.atlas.jp/ja/admission)をご参照ください。

施設会員料金の適用については、2022年6月13日現在の登録施設とさせていただきます。こちらの施設会員一覧(https://jsrr.smoosy.atlas.jp/ja/facility_members)をご参照ください。

 

6.受講プログラム

1.腎疾患の動向と腎臓リハビリテーション

2.リハビリテーション総論

3.慢性腎臓病の病態⽣理と治療

4.運動療法(運動処⽅)の理論

5.⾝体機能評価(ADL を含む)

6.⾷事・栄養療法

7.看護・患者教育/指導

8.透析時運動指導等加算(新設)について

9.透析中の運動療法の適応と禁忌とリスク管理

10.透析中の運動処⽅1:有酸素トレーニング

11.透析中の運動処⽅2:レジスタンストレーニング

12.透析中の運動療法の実際(管理運営・前後評価)

13.サステナブルな運動介入のための工夫(心理支援など)

*プログラムの詳細はこちらを参照ください。

*講義資料は予め配布いたします(配布の方法は後日お知らせいたします)

 

7.受講修了証の授与(発行)

 全ての受講プログラムを受講し、受講修了後(当日)にオンラインで実施する修了試験に合格した者に受講修了証を発行する。修了試験の受験方法の詳細については、後日、発表いたします。

 

8.受講申請方法

1)申請開始日と期間

 ・申請開始日:2022年6月17日(金)

 ・申請〆切日:2022年7月22日(金)

2)申請方法

本講習会の受講を希望される方は、下記のHPから申請ください。なお、当学会の会員の方は 会員番号をご用意ください。非会員の方で、新たに会員を希望される方は、本講習会の申請の前に、当学会のこちらの入会手続(https://jsrr.smoosy.atlas.jp/ja/admission)をお済ませのうえ、会員番号を取得してから申請ください。会員料金の適用については「5.受講料」をご参照ください。

 

*申請のHPはこちらへ 

9.問い合わせ先

 本講習会の手続に関するお問い合わせにつきましては、まずは下記のQ&Aを確認いただいたうえ、解決がつかない場合は、下記のフォーマットを利用してお問い合わせください(電話やメール等では受け付けておりません)。Q&Aにつきましは、順次改訂いたしますので、改めてご確認等ください。なお、この度の令和4年度診療報酬改定による透析時運動指導等加算の内容(解釈)に関するご質問は受け付けておりません。本改定の内容(解釈)等につきましては当日の講習会のプログラムにおいて質疑応答の時間を設け、可能な範囲で対応させていただきます。

 

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本講習会に関するお問い合わせ先は こちらのお問い合わせメールアドレス  entry@mtoyou.jp  へお願いします。